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「介護を手伝わないきょうだいがいた。ケアマネの妹でも、オムツ一個も買ってこなかった。」

家族と気持ちのこと

きょうだいが介護を手伝わない。そういう家族は、うちだけじゃないと思う。

私には妹がいる。しかも介護の仕事をしている。ケアマネとして、介護保険のことも、手続きのことも、私よりずっとよく知っているはずだった。

それでも、動かなかった。

ケアマネの妹が、オムツ一個も買ってこなかった

母が腰を圧迫骨折した。介護保険の申請をするために、まず医者に診てもらわないといけない。

妹は「医者に見せんなんね」と言った。でも知らん顔だった。「私は仕事休めないから」と。

その後、母が入院した。病院からオムツを持ってくるよう言われた。「病院のオムツは高いから、持って行った方がいいよ」と妹。当然、持って行ったのは私だ。妹はオムツ一個も買ってこなかった。唯一、買って来たのは歯ブラシセットだった。

ケアマネなのに。誰より介護のことを知っているはずなのに。

どの病院に行けばいいかも、自分で調べた

介護保険の申請をするには、まず医師の意見書が必要だ。でも私は、どの病院に行けばいいかわからなかった。

腰の骨折だから、整形外科に相談した。「そこまで必要ないでしょう」と言われた。途方に暮れた。

迷って、迷って、母が高血圧の薬をもらっていた内科のクリニックに相談しに行った。そこの先生が言ってくれた。「生活に支障が出ているなら、申請するべきです」と。

この判断を、本来なら妹が教えてくれてもよかった。知識があるのに、動いてくれるわけじゃない。そのことを、このとき初めて実感した。

私は会社の帰りに実家に寄って、掃除をしてから帰っていた。母の腰が悪くなってからは、ほぼ毎日。なぜ私だけ、と思った。でも、家族を見捨てることができなかった。

父が脳梗塞で入院したときも同じだった。退院後の生活のことを、妹は感知しない態度だった。自分であちこち相談して、一つひとつ動いた。

一番しんどかったのは、すべてが重なった日々

父は脳梗塞の後遺症で、排泄がわからなくなった。その処理が、毎日あった。

弟は知的障害がある。なぜか私に反発して、喧嘩が絶えなかった。

それが毎日続いた。妹はいない。一人でやるしかなかった。

それでも、後悔していない

今、父は施設にいる。会いに行くたびに、少しずつ衰えていく。頭が重そうで、下ばかり向いている。歩くのも難しくなってきた。

それでも、愛おしい。だんだん弱っていく父が、愛おしい。

父のことは、ほっておけない。会いに行かないと心配で仕方ない。

弟は厄介だ。思うところはいっぱいある。それでも、やっぱり気掛かりだ。

妹のように、知らん顔ができなかった。ただ、それだけのことだと思っている。

だから後悔していない。きょうだいが何もしなくても、自分がやりきったという事実は残る。それは誰にも奪えない。

きょうだいとの不公平感については、こちらにも書いています。
きょうだいがいるのに、介護は私だけだった。不公平だと感じながらも続けてきたこと。

一人で介護しているあなたへ

きょうだいを変えることはできない。でも、自分がどう動くかは選べる。

一人で全部抱え込まなくていい。私も、訪問介護のサービスに助けてもらった。使える制度は全部使ってほしい。

→ 訪問介護・通院付き添いについて気になる方はこちら:
【イチロウ】訪問介護・通院付き添いサービス

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