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要介護4の在宅介護の費用は月95,000円。施設とほとんど変わらなかった

要介護4の在宅介護の費用は月95,000円 介護とお金・制度

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「在宅介護 費用」で調べると、出てくるのは平均額ばかり。在宅は月5.3万円(生命保険文化センター 2024年度調査)。

でもあれは、要介護1の人も5の人もまぜた平均。

父は要介護4。2023年の11月から2年間、働きながら家で看た。今は特養にいる。

毎月出ていたのは、約95,000円(おむつ代は別)。

その父が今いる特養は、毎月102,000〜103,000円くらい。家で看ていたときと、数千円しか変わっていない。

うちの在宅介護は、月95,000円だった

内訳はこうなっている

項目月額
小規模多機能型居宅介護(通い・泊まり・食事)55,000〜57,000円
父の夕食の弁当35,000円
福祉用具のレンタル(手すり8点)3,502円
薬代約1,000円
病院代約170円
合計約95,000円

高いのか安いのかは、正直わからない。要介護度も、使うサービスも、家ごとに違う。平均と比べても答えは出ない。

ただ、中身は思っていたのと違った。

おむつ代は、この表に入っていない

おむつには、市から月5,000円分の商品券が出ていた。足りない分はネットでまとめ買い。まとめ買いのほうが安いし、ネットのほうがもっと安い。お尻拭きは商品券では買えなかったので、そこは自費だった。

商品券で買う分と、自分のお金で買う分は、会計を分けていた。混ぜてしまうと、そのぶんを医療費控除に入れられなくなる。

まとめ買いだったので、当時は月にいくらと数えていなかった。商品券で足りない月に少し買い足す、くらいの感覚だった。

あとから確定申告の記録をたどったら、月12,000円ほどだった。おむつ代のことは「介護のおむつ代は月いくら?うちは約12,000円だった」にまとめて書いている。

金額の出どころが他の項目と違うので、この表には入れていない。

通いと弁当だけで、月90,000円だった

95,000円のうち、90,000円がこの2つだった。

小規模多機能に、月55,000円から57,000円

いちばん大きかったのがここ。

週6日の通いと、月に2〜3回の泊まり。

通いの利用料は月額の定額。ただし泊まった日は、宿泊費と食事代が別に上乗せされる。だから月によって55,000円と57,000円のあいだで動いた。

どうにもならないときは、泊まりを増やしてもらった。そのぶん金額も上がる。

これがなかったら、私は働き続けられなかったと思う。

父の夕食の弁当に、月35,000円

次に大きかったのが弁当代。

父の夕食だけで、月に35,000円。年にすると42万円。

ここが在宅介護のいちばん見えにくい出費だと思う。介護保険は使えないし、誰も教えてくれない。

医療費は、ほとんどかかっていなかった

病院と薬を足して、3ヶ月で3,500円

これが自分でも意外だった。

父の通院は3ヶ月に1回。そのとき払うのが約500円。薬が3ヶ月分で3,000円。ならすと月1,200円ほど。

「介護でお金が飛ぶ」と聞くと、病院や薬を思い浮かべる人が多いと思う。出ていたお金は、ほぼ全部が「介護のお金」だった。通いと、泊まりと、夕食の弁当。

ただし、入院した月は10万円乗る

入院した月は、上の95,000円にプラスして10万円前後。

この10万円は、高額療養費が効いたあとの自己負担に、入院中の食事代を足した額。個室は使っていないので、差額ベッド代は入っていない。

高額療養費は治療費にしか効かない。食事代はまるごと残る。10万円まで膨らんだのは、そこが乗ったから。父が3ヶ月入院したときの話は、父が脳梗塞で入院した3ヶ月。いちばん怖かったのはお金だったに書いた。

払った分は、あとから少し戻ってくる

入院中の食事代も、おむつ代も、確定申告で医療費控除に入れられる。国税庁も、入院の際の部屋代や食事代は対象と書いている(国税庁 タックスアンサー No.1122)。おむつのほうは「おむつ使用証明書」という紙がいる(国税庁 おむつに係る費用の医療費控除の取扱い)。うちがその紙をどこでもらったかは、世帯分離しても扶養控除は受けられたに書いた。

払った額が、そのまま消えるわけじゃない。

施設に入れた今と、ほとんど変わらなかった

在宅で95,000円、特養で102,000円

父は今、特別養護老人ホームにいる。毎月の請求は102,000〜103,000円くらい。

家で看ていたときが95,000円。差は数千円。

しかも特養はおむつ代が施設もちなので、在宅のおむつ代を足したら、ほとんど同じになる。

特養の費用の中身は、特養の費用・料金は実際いくら?月10万円弱の内訳を請求書で公開に請求書ごと書いている。

こうして在宅と施設を並べられたのは、両方の請求書が手元にあったからだと思う。

家で出ていく額は、通帳を見れば分かる。分からないのは、施設のほうの金額。今は【いい介護】のような老人ホームの検索サイトがあって、地域や予算で絞って資料を取り寄せられる。届いた資料に費用が載っていれば、うちがやったみたいに、家の額と並べて比べられる。

並べてみて「やっぱり家のほうが安い」でもいい。数字が両方そろわないうちは、どちらも選べない。

「施設は高いから家で看る」は、うちには当てはまらなかった

私は長いあいだ、そう思っていた。施設に入れたらお金が続かないから、家で看るしかないと。

でも通帳を並べてみたら、金額はほとんど変わっていなかった。

変わったのは、夜眠れるかどうかだった。

通帳を並べて分かったこと

在宅介護は月95,000円。大きかったのは通いと弁当で、病院代はほとんどかからなかった。入院した月だけ10万円乗る。そして父が特養に入ってからも、出ていく額は数千円しか変わっていない。

これはうちの場合。要介護度も、使うサービスも、住んでいる場所も違えば金額は変わる。

うちの数字が、あなたの家の参考になったら嬉しい。

この記事は、介護の流れの中の一場面です

うちが父の介護で通った順に、記事を並べ直したページがあります。今のご自分に近いところから読めます。

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