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玄関を開けた瞬間、むわっとにおう。
「また、におっている……」
要介護4の父を自宅で介護していたころ、私がかなり困っていたのが、おむつのにおいでした。
父の部屋だけがにおうわけではありません。
おむつを捨てたゴミ箱からにおいが漏れて、家中までにおってくるのです。
特に夏はひどくて、帰宅して玄関のドアを開けた瞬間に「うっ」となることもありました。
消臭剤を置いてみたり、いろいろ試しました。
でも、思ったほどにおいは消えません。
そこで、捨て方を変えました。
やったことは、たった2つです。
おむつを1個ずつ包んでから捨てること。
そして、フタがしっかり閉まるゴミ箱に替えること。
消臭剤は使っていません。
この記事では、私が実際にやっていたおむつの捨て方を、使ったものからゴミの日まで順番に書きます。
同じように、おむつのにおいに困っている方の参考になればと思います。
消臭剤を置いても、うまくいかなかった
最初にやったのは、ゴミ箱に置くタイプの消臭剤でした。
ところが、これが私には合いませんでした。
消臭剤のにおいと、おむつのにおいが混ざってしまうのです。
「消えてほしいのに、別のにおいが増えただけ……」
そんな感じでした。
そこで、置くタイプの消臭剤ではなく、汚れが気になるときに使うものを試しました。
私が使っていたのは、
- おしっこのにおいが気になるときは、クエン酸スプレー
- 便のときは、重曹
です。
どちらも100円ショップで用意しました。
おしっこのにおいと便のにおいは性質が逆なので、効くものも逆になります。うちではこうしていました。

ただ、これはあくまで私が自宅介護をしていたときにやっていた方法です。
排泄物の状態や使う場所によっても違うので、必ずしも同じ方法が合うとは限りません。
また、クエン酸と重曹を同時に使うのではなく、うちでは汚れに合わせて使い分けていました。
重曹は袋から直接出すと使いにくかったので、100円ショップで買った片栗粉や小麦粉などを入れる容器に移していました。
フタを回して開けるタイプです。

これなら片手でも使いやすく、介護の途中でもサッと取り出せました。
うちのおむつの捨て方
ここからは、実際にやっていた順番を書きます。
特別なものをたくさん用意する必要はありません。
ゴミ箱を準備する
- ゴミ箱に、大きめのゴミ袋を入れる
- そのゴミ袋の底に、新聞紙を敷く
新聞紙を敷いておくと、もし袋の中で水分が出たときにも、底に広がるのを少し防げます。
新聞紙は、わざわざきれいに折ったりする必要はありません。
私はそのまま敷いていました。
おむつを交換したら
おむつを交換したあとは、
- 汚れが気になるときだけ、クエン酸スプレーや重曹を使う
- 新聞紙で包む
- 小さいポリ袋に入れる
- 袋の口をしっかり縛る
- ゴミ箱に入れる
この順番です。
毎回、クエン酸や重曹を使っていたわけではありません。
汚れやにおいが気になるときだけです。
小さいポリ袋は、アイラップのような薄いナイロン袋を使っていました。
専用のおむつ用防臭袋ではありません。
大事なのは、1個ずつ包んで、袋の口を縛ること。
これをするだけでも、ゴミ箱の中にそのままおむつを入れていたときとは違いました。
便のとき
便がある場合は、トイレに流せるものは流していました。
水っぽくて流しにくいときなどは無理に流さず、うちでは重曹を使って、新聞紙で包み、ポリ袋に入れて口を縛っていました。
ここも、自治体によってごみの出し方が違うので、お住まいの地域の分別ルールに合わせてください。
介護をしていると「早く片付けなきゃ」と思ってしまいますが、トイレに流せないものを無理に流す必要はありません。
ゴミの日
あとは、大きいゴミ袋の口をしっかり縛って、一般ごみとして出していました。
もちろん、ここも自治体のルールに従います。
新聞紙は「バラして置く」と意外とラク
これは実際に介護をしてみて気づいたことです。
新聞紙は、最初から1枚ずつバラして置いておきました。
おむつ交換のときって、たいてい片手がふさがっています。
そんな状態で、たたんだ新聞紙の束から1枚をきれいにはがすのは、思っているより面倒です。
ほんの小さなことなのですが、毎日何度もやるとなると、この「ちょっとした面倒」が積み重なります。
うちは、トイレの中と横、それから父の寝室にも、バラした新聞紙とクエン酸スプレー、重曹を置いていました。
おむつを替える場所が2か所あったからです。
「使う場所に置いておく」
これだけで、介護中の動きが少しラクになりました。
ゴミ箱は45リットルを2台
おむつのにおい対策で、私が一番変えてよかったと思っているのがゴミ箱です。
選んだポイントは、
- 大きさ
- フタがしっかり閉まること
この2つでした。

うちは45リットルのゴミ箱を2台置いていました。
フタにパッキンが付いていて、閉めるとしっかり密閉されるタイプです。
実は、このゴミ箱は父のために初めて買ったものではありません。
もともと自宅で、犬のおしっこシートを捨てるために使っていました。
それで「これならにおいが漏れにくい」と分かっていたので、実家には同じシリーズの大きいサイズを買いました。
45リットルを2台置いて、だいたい3〜4日でいっぱいになりました。
ゴミの日は週2回だったので、1回に2袋出すことになります。
思ったより早くいっぱいになるのは、おむつがかさばるからです。
普段は尿とりパッドだけを交換することが多くても、漏れてリハビリパンツまで汚れれば、両方がゴミになります。
介護のおむつは、思っている以上にゴミが増えます。
ゴミ箱の置き場所にも悩みました
最初は、外に置くことも考えました。
でも、私はどうしても抵抗がありました。
家の外におむつのゴミを置いておくのが、なんとなく嫌だったのです。
うちは田舎で、隣の家とも離れていました。
それでも、できれば外には置きたくありませんでした。
そこで、キッチン横の物置に置くことにしました。
家の中に置くなら、やっぱりフタがしっかり閉まるゴミ箱が必要です。

結果的には、家にあった普通のゴミ箱も、少しずつこのタイプに替えました。
夫の実家用にも1台用意したので、全部で3台になりました。
おむつ専用の防臭袋は使わなかった
おむつ用の防臭袋という専用の商品もあります。
便利そうだなとは思いました。
でも、私は使いませんでした。
理由は単純です。
介護をしていると、買わなければいけないものが次から次へと出てくるからです。
おむつ、尿とりパッド、手袋、洗剤など。
そのうえ、おむつを捨てるための袋まで専用品にすると、出費が増えていきます。
だから私は、
「まず、家にあるもので何とかできないかな」
と考えました。
使ったのは、
- 新聞紙
- いつものポリ袋
- 100円ショップのクエン酸
- 100円ショップの重曹
- フタがしっかり閉まるゴミ箱
これくらいです。
もちろん、専用の防臭袋を使ったほうがラクな人もいると思います。
介護は人によって状況が違うので、無理に節約する必要もありません。
「これなら自分でもできそう」と思う方法を選べばいいと思います。
夏は、それでもにおいます
ここは書いておきます。
夏になれば、冬よりにおいは強くなります。
「この方法なら、絶対においません」
とは言えません。
私の場合は、それでも、以前のように玄関を開けた瞬間に「うっ」となることがなくなりました。
ゴミ箱を開けたときの、あのムワッとした感じもかなり減りました。
消臭剤でにおいを上から覆うというより、そもそもにおいが漏れにくいようにする。
私には、そのほうが合っていました。
まとめ|特別なものを買わなくてもできたこと
私がやっていたことをまとめると、シンプルです。
- おむつは1個ずつ新聞紙で包む
- 小さいポリ袋に入れて、口をしっかり縛る
- 汚れが気になるときだけ、クエン酸や重曹を使う
- ゴミ箱はフタがしっかり閉まるものにする
- ゴミ箱の底には新聞紙を敷いておく
- 新聞紙などは、おむつ交換をする場所に置いておく
これで、うちはかなりラクになりました。
介護は、お金のかかるところが他にもたくさんあります。
だからこそ、こういうところは、家にあるものを使って少しでもラクにできればいいと思っています。
おむつのにおいは、介護をしている本人にとっても、家族にとっても、毎日の小さなストレスになります。
私も当時は、「またにおってる」と思うたびに、結構しんどい気持ちになっていました。
もし今、おむつのにおいで困っているなら、全部を一度に変えなくても大丈夫です。
まずは、
「おむつを1個ずつ包んで、袋の口を縛る」
ここから試してみてください。
少しでも、介護する人の負担が減ればいいなと思います。
なお、おむつ代そのものが月にいくらかかったかについては、別の記事にまとめています。
うちの場合は月12,000円ほどでした。
市の助成や医療費控除についても書いているので、気になる方は介護のおむつ代は月いくら?うちは約12,000円だったもどうぞ。

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