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父の在宅介護をしていた約2年間で、いちばん地味に困ったこと。それは「必要なものが、近所のお店に売っていない」でした。
ドラッグストアやホームセンターを何軒も回っても、介護用品のコーナーは小さくて、欲しいサイズや種類が置いていない。とくに大人用の大きめサイズは、店頭ではほとんど見つかりませんでした。仕事帰りに探し回る時間もなくて、最終的にたどり着いたのが「ネットでまとめ買い」だったんです。
今日は、私が実際に買ってよかったものを7つ、正直にまとめます。これから在宅介護が始まる方の、ちょっとした道しるべになればうれしいです。
介護グッズは「お店に売ってない・大きいサイズがない」問題
介護が始まってまず驚いたのが、思っていたより「お店で買えない」ということでした。介護用品コーナーがあっても種類が少なく、サイズ展開も限られている。あちこち探し回って結局見つからず、時間だけが過ぎていく——そんなことが何度もありました。
それならと切り替えて、消耗品はネットでまとめ買い、よく使うものは定期便にしたら、一気にラクになりました。探し回るストレスから解放されたのが、いちばん大きかったかもしれません。
いちばん助かったのは「防水シーツ」
たくさん買ったなかで、いちばん助けられたのが防水シーツです。洗って繰り返し使えるタイプを選びました。
忘れられないのが、父が退院した直後のこと。下剤を使うことになって、畳の上に敷いていたゴザがダメになってしまい、泣く泣く捨てました。それでも畳はゴザのおかげで無事。ベッドは防水シーツが守ってくれました。匂いが取れるまで本当に大変で、「これがなかったらどうなっていたんだろう」と今でも思います。
選ぶときのコツは、表面が綿のシーツみたいな肌触りのものを選ぶこと。防水だけのシーツだと、寝ている間に蒸れて汗をかいてしまうんです。裏はしっかり防水、表はやさしい肌触り。これが正解でした。
あと、防水のシーツは乾きにくいので、枚数は多めがおすすめ。我が家は常時4枚(ベッド用も含む)+洗い替え3枚で、合わせて7枚。玄関やお風呂場で水を切ってから、サンルームで干していました。ショートステイ(デイのお泊まり)にも持参していましたよ。施設にも大きめサイズが置いていなかったし、汚してしまうと申し訳ないので、自分で用意していました。
使い方にも、私なりのちょっとした工夫があります。防水シーツって、ふつうは四隅のゴムでベッド全体に敷くものですよね。でも私は、父の腰のあたりに、横向きに1枚だけ敷くようにしていました。汚れやすいのは腰回りなので、そこを重点的に守るイメージです。こうすると、もし汚れてもその1枚を洗うだけで済むんです。ベッド全体のシーツを毎回はずして洗い直す手間がぐっと減って、本当にラクになりました。
▶ 私が使っていた防水シーツを見てみる(Yahoo!ショッピング)
ほかにネットで買ってよかったもの
防水シーツのほかにも、ネットで買って「これは助かった」と思えたものがいくつもあります。
介護シューズ
意外と早く必要になったのが介護シューズです。父は足がむくみやすかったのですが、介護シューズは履き口が大きく開くので、むくんだ足でもすっと入れやすいんです。しかも軽いので、本人も介助する側もラク。ふつうの靴で苦労していたのが嘘みたいでした。
▶ 私が使っていた介護シューズを見てみる(Yahoo!ショッピング)
お名前シール
施設(ショートステイや特養)に持っていく服や持ち物には、すべて名前を付ける決まりがあります。ひとつずつ手書きするのは本当に大変なので、お名前シールにしたら一気にラクになりました。地味だけど、施設を利用するなら早めに用意しておくと助かるアイテムです。
▶ 私が使っていたお名前シールを見てみる(Yahoo!ショッピング)
そのほか、ネットで買ってよかったもの
- 滑り止め靴下……転倒予防に。近所に売っていなくてネットで見つけました。
- 柄が長めのスプーン……食事のときに使いやすくて重宝しました。
- とろみ粉……飲み込みをラクにするためのもの。お店よりネットが断然安くて、大きいサイズを定期便にしていました。
- 食事エプロン……施設に入ってからネットで購入。これもお店に大きめサイズがありませんでした。
どれも共通していたのは、「お店に売っていない・大きいサイズがない・ネットのほうが安い」ということ。気づけば、介護まわりの買い物はほとんどネットになっていました。
手すりは「買わずに」レンタル。お風呂の椅子は「買う前に」確認を【介護保険】
ここで、お金にまつわる豆知識を2つ。実はこれ、私が「もっと早く知っていれば…」と後悔したことでもあります。
まず手すりは、買わずに介護保険でレンタルしていました。買うと結構なお値段がするうえ、体の状態によって必要な高さや形が変わってきます。レンタルなら合わなくなったら交換してもらえるので安心。「とりあえず買おう」とする前に、一度ケアマネジャーさんに相談してみてください。
そしてもうひとつ、お伝えしたいのがお風呂の椅子(シャワーチェア)のこと。お風呂で使う椅子などの入浴用具は、介護保険の「特定福祉用具購入費」という制度の対象で、買ったお金の7〜9割が戻ってくることがあるんです(年間10万円まで)。
ただし、いくつか条件があります。
- 都道府県が指定したお店で買うこと(普通のネット通販で買ったものは対象外になることが多いです)
- いったん全額を払ったあと、市区町村に申請すると戻ってくる「償還払い」が基本
- 申請には領収書(レシート)が必要
恥ずかしながら、私はこの制度をまったく知りませんでした。お風呂の椅子のレシートも、何気なく捨ててしまって…。あとから「戻ってくるお金だったのに」と知って、本当にもったいないことをしました。
細かいルールは市区町村によって違うので、お風呂の椅子のように「戻ってくるかも?」と思うものは、買う前にケアマネジャーさんや市区町村の窓口で「これは対象になりますか? どこで買えばいいですか?」と一度聞いてみてくださいね。レシートも、念のため取っておくのがおすすめです。
まとめ:ネットでまとめ買い・定期がラク
在宅介護のグッズ選びで、私がたどり着いた答えはシンプルです。
- お店に売っていない・大きいサイズがないものは、ネットが早い
- 消耗品(防水シーツ・とろみ粉・オムツなど)は、定期便にすると買い忘れがなくてラク
- 手すりはレンタル、お風呂の椅子などは「戻ってくる制度」があるので、買う前にケアマネさんに確認する
毎日の介護で、いちばん削られるのは「探し回る時間」と「気力」だと思います。だからこそ、家にいながら届くネットのまとめ買いと定期便は、私にとって大きな味方でした。同じように頑張っているあなたの負担が、少しでも軽くなりますように。


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